朽ちない約束
世界が色を取り戻した日。ヨファは自らの髪にも似た、鮮やかな原っぱを眺めていた。
少女がその傍らに立ったときにも、特に顔を上げずに。
「ヨファ、女神様が一人に戻ってからわたしのこと避けてる」
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エインヘリャルの祈り
「ヨファ、本当に一人でいいの? 大丈夫なの?」
ミストが名を呼びながら駆け寄ってくる。寒さのせいで、息は白く弾んでいた。
いつもは煩わしかった子供扱いが、今はやけに微笑ましく感じる。
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雪の日の掌
「ええと……あなた、グレイル傭兵団の射手よね?」
ミカヤの声に少年は振り向いた。揺れる若草色の髪。顔立ちは間近で見ると、思った以上に幼い。
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きみが嫌い
敵陣に見つけたのは、見知ったと言うには大分様変わりしてしまったけれど、見覚えのある面影。
「サザ?」
「ヨファ、か?」
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