作品
51〜60句目 50句は達成したけどまだやるか
ペースは落ちたけど細々と続けています
熱帯夜スキップばかりのウォークマン ふいに染み入る帝国少女 四文字の口癖が持つ本気さは不規則に満ち欠け満ちる月 ああ今日も充実してたはずの脳 夜は搔き出し食い散らしてく 眠たいと寝たいが寝るにならぬバグ どこの…
薫はおしゃれに命を懸ける高校一年生。
電車に揺られながら、自分を殺すつもりの男を待ち焦がれる。
「あの子」を守るためにはそうするしかないから。
「お願い、小春野くんにしか頼めなくて」
ちょっと女装が上手いと(『できる』ではない。『上手い』と)、変わった友人がいる自分に酔いたい連中が寄ってくるから参る。
「初対面でいきなり探し物を手伝えって言われてもね。お友達とかに頼みなよ」
「ダメ! 女の子は信用できない、隠したり盗んだりするかもしれない」