新田侑志

文体練習(61~70)

『文体練習』レーモン・クノー 著・朝比奈浩治 訳 バスの中で起こった出来事を99通りの文体で書いた本。 この本の真似をして、(ほぼ)毎日一題文体の練習……というより実験をしていく企画です。 61 漸増方式による文字の置き換え  2…

文体練習(31~40)

『文体練習』レーモン・クノー 著・朝比奈浩治 訳 バスの中で起こった出来事を99通りの文体で書いた本。 この本の真似をして、(ほぼ)毎日一題文体の練習……というより実験をしていく企画です。 31 ……た  2022/11/06 朝…

文体練習(21~30)

『文体練習』レーモン・クノー 著・朝比奈浩治 訳 バスの中で起こった出来事を99通りの文体で書いた本。 この本の真似をして、(ほぼ)毎日一題文体の練習……というより実験をしていく企画です。 21 区別  2022/10/24 高葉…

文体練習(11~20)

『文体練習』レーモン・クノー 著・朝比奈浩治 訳 バスの中で起こった出来事を99通りの文体で書いた本。 この本の真似をして、(ほぼ)毎日一題文体の練習……というより実験をしていく企画です。 11 以下の単語を順に用いて文章を作れ …

同人誌『恋に向かない男たち』サンプル

同人誌『恋に向かない男たち』のサンプルページです。B6/146P/800円君よ、生きてくれ。俺のせいで、僕のために。大学が別々になる前に、幼なじみと卒業旅行へ行く青年。自分の恋が叶う瞬間、病弱な親友を振り返ってしまう大学生。忘れえぬ記憶を刻…

空論を廻す

声高に配慮を求めてトラブルになってしまう生徒がいる、と皓汰にこぼしたのは、一月二日の午後だった。
元旦に実家に戻って翌日の義実家。今に比べればおおらかに帰省ができた頃だ。
侑志と皓汰のいる和室には火鉢。炭が爆ぜていた。部屋の隅まで届ききらない丸いぬくもりから外れないよう二人で身を丸めていた。

ピアノの顔

あった。椅子の座面からお気に入りのペンを拾い上げ、琉千花はほっと息をついた。
振り返って授業後の音楽室を見回す。空っぽだ。これから昼休みだが、高葉ヶ丘の軽音部は時間外練習をするほど熱心ではないようだった。

生き止まり

焼香の順番を待ちながら、僕は教え子の遺影をぼうと見つめた。
卒業してから二ヶ月しか経っていないのに、眼鏡も髪形も変えた君は随分と大人びて見えた。