61〜70句目
61
一輪の向日葵振りて駆ける子ら
小学生ぐらいの子が花持って走ってたのがなんかいいなと思って
62
頬赤き子にかげゆづる白日傘
実際に見たのは自分だけ完全武装のお母さんだったんだけど、
それで作ると非難がましい句になるから逆を想像して作った
実は「頬赤」は鳥の名前で夏の季語らしい
もはや狙ってない季語を絶対に踏んではいけないデッドレースと化している
63
痩せた球お前紫陽花だったのか
いつもの道でなんか見慣れないカサカサの丸い物体が植え込みに入ってる
と思ったら盛りの頃あんなに見事だった紫陽花だった
もっとおしゃれに表現した〜〜〜い!!
64
夏風邪や葱を切る音ガスの音
熱でうとうとしている間に家族が雑炊を作ってくれている、みたいな句
はーーーーい季語トラップ葱が冬の季語でしたーーーーー
花とかはまだ季語として警戒しているけど、
野菜の旬とかあんまり意識してないから踏みがちだな
65
うすぐもり夏茜越し哨戒機
とんぼが飛んでるなーと顔を上げたら、
とんぼ越しに大きな飛行機が見えたので
66
君の打順夏空高くトランペット
俳句は自分の体験を書かないといけないらしいが
私は物語書きなのでナチュラルに自分以外を主人公(作者)に見立てるぞ
何を体験と感じ何を創作と感じるかはあなた次第です
67
かわいかった
68
サイダーをひとくち分けてくれたひと
もうちょっとくれよ
69
夏の駅きみが来ようと来るまいと
約束してないのに来るの普通に気持ち悪いから帰ってママのお膝で泣きな
70
初蝉や鳴くと思へば鳴き止みて
おっ今年蝉の声初めて聞いたな〜と思ったら5分で止まった
リハなの?