誰の背を見て
寝耳に水どころか寝所に火矢を放たれたようだった。
「サクラ、マークス王子。タクミとエリーゼ王女は何も知らない。我々にそうしたように、二人にも自分たちで説明をしてやれ」
「は、い。……リョウマ兄様」
FE ifサクラ,タクミ,マークス,マークス×サクラ
お味はいかが
「そりゃあマークス様が悪いですよ」
思案するマークスに、ラズワルドが頬杖をつきながら言った。
「完全に作戦ミスですよ。マークス様って本当に根っからのオウジサマですよねー」
FE ifサクラ,マークス,マークス×サクラ
つないでむすぶ
暗夜王妃ヒノカは、寝所の鏡の前で短いなりに髪を梳っている。戦姫と呼ばれた彼女にも、まだ残っている女らしい習慣の一つであった。
同じ部屋で暗夜王マークスは、盛大に嘆息した。
FE ifカミラ,ヒノカ,マークス,マークス×ヒノカ,レオン
鏡の温度
『今宵、私の部屋に来てほしい』
ヒノカが、マークスの臣下であるラズワルドからその伝言を受け取ったのは、その日の昼の頃であった。
FE ifヒノカ,マークス,マークス×ヒノカ,リョウマ
君に手を叩く
ラズワルドはいきなり膝から崩れ落ちた。
とっさのことで受け止めきれず、マークスは座り込むようにして、ラズワルドの身体が床に叩きつけられるのを防いだ。
FE ifマークス,ラズワルド