今はまだ君だけのスター 「咲希、起きたか。具合はどうだ?」 あたたかくて少し乾いた指が、咲希の額にかかった髪を払っていく。 ――なんでお兄ちゃんがアタシの部屋にいるんだろ。ぼんやりと瞬きをして、咲希は自分の握り締めたスマートフォンに視線をやる。 2021-09-04プロセカLeo/need,レオニちゃんと司くん,天馬司,天馬咲希