鼈甲色の王子
リョウマの白夜王としての即位式も、エリーゼとの祝言も滞りなく終わった。
そして戦時中には秘境に預けていたシノノメを正式な王太子として立てたが、どうにも言動から幼さが抜けない息子にリョウマは手を焼いていた。
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綺羅星の姫君
「ねぇオボロ。お式の衣装はこの間、サイズ測ってもらって布も選んだよね? 今度は何を選ぶの?」
闘いが終わり、真の平和へ歩き出した白夜王国と暗夜王国。その架け橋として、もうすぐエリーゼは白夜国王リョウマに嫁ぐ。
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リンドウの花が枯れる前には
「ねぇ少しは下心もあったのよ、あなたのもとに来ればあの子とも離れずに済むんじゃないかって。まさか透魔王国を再建させて、王様になるだなんて……ヒノカ王女もお嫁に行ってしまうし、ああつまらないわ」
白夜王妃カミラは、寝室の窓辺で聞こえよがしに嘆息した。
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鏡の温度
『今宵、私の部屋に来てほしい』
ヒノカが、マークスの臣下であるラズワルドからその伝言を受け取ったのは、その日の昼の頃であった。
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螺旋階段
「ヒノカ姫をいただきとうございます。いえいただくことになりました、義兄殿」
「は?」
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