いちミク

Nameless

「ねぇルカ。私は誰だと思う?」
問いかけると、ルカはベースの手入れを中断して私を見た。
「いきなりどうしたの、ミク」
「一歌が私のこと、『ミク』って呼ぶのがなんだかおかしいなと思って」